サントリーオールド(だるま)がウイスキーじゃない?本物のウイスキーとは

サントリーオールドの水割り写真 旅のおとも
サントリーオールドの水割り写真

だるまの愛称で親しまれているサントリーオールド(古い愛称はだるま)ですが、実は本当のウイスキーじゃないという噂を耳にしたことがある人も少なくないかもしれません。

ブログ公開48回目となるこの記事では、その噂の真相と、事の顛末について解説します。また、本当のにこだわりもって作られたウイスキーもご紹介しますので、最後までお読みいただければ幸いです。

サントリーオールドってどんなウイスキー?

サントリーオールドの画像①

サントリーオールドの画像①

まず、サントリーオールドは、日本のウイスキーブランドの一つで、その歴史と特徴は非常に興味深いものです。このセクションでは、サントリーオールドの誕生から現在に至るまでの歴史と、その独特な特徴について詳しく説明します。

サントリーオールドの歴史と特徴

サントリーオールドは、1940年代に初めて市場に登場しました。日本のウイスキー市場において、サントリーオールドはその滑らかな味わいとバランスの取れた風味があり、だるまの愛称で多くのファンを獲得しました。特に、熟成されたモルトとグレーンウイスキーのブレンドが特徴で、これにより深いコクと豊かなアロマが生まれます。

サントリーオールドの味わいを分析

サントリーオールドの味わいは、バニラやキャラメルの甘さ、そしてほのかなスモーキーさが特徴です。これにより、初心者からウイスキー愛好者まで幅広い層に支持されています。具体的には、口に含むとまずバニラの甘さが広がり、その後にスパイシーな風味が追いかけてきます。最後に、ほのかなスモーキーさが余韻として残ります。

オールドと角瓶を飲み比べてみた|(実際に飲んで比較)

オールド&角瓶と豚汁の画像

オールド&角瓶と豚汁の画像

ブログ管理人が、実際にオールドと角瓶を買って飲み比べてみました。飲み方は、ストレート、水割り、ハイボールです。詳しくは以下の記事をご覧ください。

サントリーオールドがウイスキーじゃないってどういうこと?

オールドのロック画像

オールドのロック画像

結論から言うと、サントリーオールドは定義上「ジャパニーズウイスキー」を名乗ることができないウイスキーです。

これは、サントリーオールドの一部製造工程において、日本洋酒協会が定める「ジャパニーズウイスキー」の基準を満たしていない点が関係しています。

具体的には、以下の点が挙げられます。

  1. 原酒の一部に輸入原酒を使用している

    • ジャパニーズウイスキーの定義では、原料となる穀物から蒸留、熟成までを全て日本国内で行う必要があります。

    • サントリーオールドは、自社で蒸留・熟成した原酒に加え、海外から輸入した原酒も使用しています。

  2. 海外で製造された原酒を使用している可能性がある

    • サントリーは海外にも蒸留所を所有しており、そこで製造された原酒を使用している可能性があります。

    • 輸入原酒の具体的な産地や製造過程は公表されていません。

これらのことから、サントリーオールドは「ブレンデッドウイスキー」というカテゴリに分類され、「ジャパニーズウイスキー」を名乗ることはできません。

事の顛末

2021年2月、日本洋酒酒造組合は「ジャパニーズウイスキー」の定義を明確化し、世界的な基準と足並みを揃えました。

この定義の変更により、サントリーオールドを含むいくつかの国産ウイスキーが「ジャパニーズウイスキー」の基準を満たさないことが明確になりました。

サントリーの対応

サントリーは、この件に関して、以下のように説明しています。

  • サントリーオールドは、長年愛されてきた伝統と品質を守りながら、今後も「サントリーオールド」として販売を継続する。

  • 原材料や製造工程に関する情報は、企業秘密に該当するため、公表することはできない。

サントリーオールドは、厳密な定義では「ジャパニーズウイスキー」ではありませんが、長年愛されてきた歴史と伝統を持つウイスキーであることは間違いありません

サントリーオールド好きにおすすめ!本格ウイスキーの世界へ

サントリーオールドを楽しんでいる方には、他の本格ウイスキーもぜひ試していただきたいです。このセクションでは、スモーキーフレーバーが魅力のアイラモルト、フルーティーで飲みやすいスペイサイドモルト、そして個性豊かなジャパニーズウイスキーについて紹介します。

スモーキーフレーバーが魅力のアイラモルト

アイラモルトとは、スコットランドのアイラ島で作られるシングルモルト・ウイスキーのことを指します。アイラ島はスコットランドの西側に位置し、独特の風味を持つウイスキーが生産されています。以下に、アイラモルトの特徴と代表的な銘柄について詳しく説明します。

アイラモルトの特徴

  1. スモーキーな風味:
    • アイラモルトの最大の特徴は、その強烈なスモーキーフレーバーです。これは、ウイスキーの原料である大麦を乾燥させる際に使用される「ピート(泥炭)」によるものです。ピートを燃やして乾燥させることで、独特のスモーキーな香りがウイスキーに移ります。
  2. ヨード臭と潮の香り:
    • アイラモルトには、ヨード臭や潮の香りが感じられることが多いです。これは、アイラ島が海に囲まれているため、海風や潮の影響を受けることによります。
  3. 薬品のような風味:
    • 一部のアイラモルトには、薬品のような風味(ヨード臭)が感じられることがあります。これは、ピートの燃焼によって生じる成分が影響しています。

代表的なアイラモルトの銘柄

  1. ラフロイグ(Laphroaig):
  2. ボウモア(Bowmore):
  3. アードベッグ(Ardbeg):

アイラモルトの魅力

アイラモルトは、その独特の風味から「愛せよ、さもなくば憎めよ」と言われるほど、好き嫌いがはっきり分かれるウイスキーです。しかし、一度その魅力に取り憑かれると、他のウイスキーでは満足できなくなるほどの魅力を持っています。特に、スモーキーな風味や潮の香りが好きな方にはたまらない一品です。

アイラモルトは、ウイスキー愛好者にとって一度は試してみる価値のある特別なウイスキーです。ぜひ、アイラモルトの世界に足を踏み入れて、その独特の風味を楽しんでみてください。

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フルーティーで飲みやすいスペイサイドモルト

スペイサイドモルトとは、スコットランドのスペイサイド地方で作られるシングルモルト・ウイスキーのことを指します。スペイサイド地方は、スコットランドのハイランド地方の東部に位置し、スペイ川流域に多くの蒸留所が集中しています。以下に、スペイサイドモルトの特徴と代表的な銘柄について詳しく説明します。

スペイサイドモルトの特徴

  1. フルーティーで華やかな香り:
    • スペイサイドモルトは、リンゴや洋梨、柑橘類などのフルーティーな香りが特徴です。また、花や蜂蜜のような甘い香りも感じられます。これにより、ウイスキー初心者でも飲みやすいとされています。
  2. バランスの取れた味わい:
    • スペイサイドモルトは、全体的にバランスの取れた味わいが特徴です。フルーティーな香りに加え、バニラやキャラメルのような甘さ、時にはスパイシーな風味も感じられます。これにより、飲みやすく、幅広い層に支持されています。
  3. 軽やかな口当たり:
    • スペイサイドモルトは、アイラモルトのような強烈なスモーキーさが少なく、軽やかな口当たりが特徴です。そのため、ウイスキー初心者や女性にも人気があります。

代表的なスペイサイドモルトの銘柄

  1. マッカラン(The Macallan):
  2. グレンフィディック(Glenfiddich):
  3. グレンリベット(The Glenlivet):

スペイサイドモルトの魅力

スペイサイドモルトは、そのフルーティーで華やかな香りとバランスの取れた味わいから、ウイスキー初心者から愛好者まで幅広い層に支持されています。特に、アイラモルトのような強烈なスモーキーさが苦手な方には、スペイサイドモルトの軽やかな口当たりが魅力的です。ぜひ、スペイサイドモルトの世界に足を踏み入れて、その豊かな風味を楽しんでみてください。

個性豊かな味わいが楽しめるジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーとは、日本で生産されるウイスキーのことを指します。近年、その品質と独特の風味から世界的に高い評価を受けています。以下に、ジャパニーズウイスキーの特徴、定義、歴史について詳しく説明します。

ジャパニーズウイスキーの特徴

  1. 繊細で優美な味わい:
    • ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーの製法をベースにしながらも、日本人の好みに合わせて繊細で優美な味わいが特徴です。スモーキーフレーバーが抑えられ、フルーティーでバランスの取れた風味が楽しめます。
  2. 多様な飲み方に対応:
    • ハイボールやロック、水割りなど、さまざまな飲み方で楽しむことができるのもジャパニーズウイスキーの魅力です。特にハイボールは、日本国内で非常に人気があります。
  3. 高品質な原材料と製法:
    • ジャパニーズウイスキーは、厳選された麦芽や穀類、日本国内で採水された水を使用し、糖化、発酵、蒸留、熟成の全ての工程が日本国内で行われます。これにより、高品質なウイスキーが生産されています。

ジャパニーズウイスキーの定義

2021年に日本洋酒酒造組合によって制定された「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」によると、ジャパニーズウイスキーの定義は以下の通りです:

  1. 原材料:
    • 麦芽、穀類、日本国内で採水された水を使用し、麦芽は必ず使用すること。
  2. 製造工程:
    • 糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行うこと。蒸留時のアルコール度数は95%未満であること。
  3. 熟成:
    • 内容量700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること。
  4. 瓶詰め:
    • 日本国内で瓶詰めすること。充填時のアルコール度数は40%以上であること。

ジャパニーズウイスキーの歴史

ジャパニーズウイスキーの歴史は、1923年にサントリーの前身である寿屋が山崎蒸溜所の建設に着手したことに始まります。初代所長を務めた竹鶴政孝氏は、スコットランドでウイスキーの知見や技術を学び、日本に持ち帰りました。これにより、日本独自のウイスキー製造が始まりました。

代表的なジャパニーズウイスキーの銘柄

  1. 山崎(Yamazaki):
  2. 響(Hibiki):
  3. 竹鶴(Taketsuru):

ジャパニーズウイスキーは、その高品質と独特の風味から、世界中のウイスキー愛好者に愛されています。ぜひ、さまざまな銘柄を試して、その魅力を堪能してみてください。

大切な人に贈りたい!ギフトにおすすめの高級ウイスキー

特別な日にふさわしいプレゼントとして、高級ウイスキーは最適です。このセクションでは、限定品や希少価値の高いウイスキー、そして特別な日にふさわしいプレミアムウイスキーについて紹介します。

限定品や希少価値の高いウイスキー

限定品や希少価値の高いウイスキーは、その希少性から特別な贈り物として喜ばれます。例えば、山崎50年や響30年などは、非常に限られた数量しか生産されておらず、その希少性と高品質から高い評価を受けています。

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特別な日にふさわしいプレミアムウイスキー

特別な日にふさわしいプレミアムウイスキーとしては、ジョニーウォーカー・ブルーラベルやマッカラン・レアカスクなどがあります。これらのウイスキーは、その豊かな風味と滑らかな口当たりで、特別な瞬間をより一層引き立ててくれます。

まとめ:あなたにとって最高のウイスキーを見つけよう!

ウイスキーの世界は非常に多様で、サントリーオールドをはじめとする様々なウイスキーが存在します。自分の好みに合ったウイスキーを見つけることで、より豊かなウイスキーライフを楽しむことができます。ぜひ、色々なウイスキーを試して、自分だけの一杯を見つけてください。

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